【武蔵野S】ダート8戦6勝と底見せぬ4歳馬がGⅠへ試金石 杉山晴調教師「距離延長が大きなポイント」

エンペラーワケア
エンペラーワケア

◆第29回武蔵野S・G3(11月9日、東京・ダート1600メートル、1着馬にチャンピオンズカップ優先出走権)

 エニフS1着のエンペラーワケア(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ロードカナロア)が、根岸S以来の重賞2勝目を狙う。

 阪神・芝1600メートルでデビュー(5着)したが、2戦目でダートへ。いきなり10馬身差で逃げ切った。転向後は8戦6勝でオール連対。前走は59キロを背負いながらも快勝し、力の差を見せつけた。

 先週は栗東・坂路で51秒6―12秒0の好時計。一杯に追われ、シャープな末脚で僚馬を1馬身追走、2馬身半先着した。杉山晴調教師は「1週前なので、それなりにやりました。見た感じ、動きも良かったです」と納得の表情を浮かべた。

 これまでダートでは1400メートルしか走っておらず、マイルは新馬戦以来。指揮官は「距離延長が大きなポイントになる。個人的には、1600メートルはもってほしいと思っている」と願う。1ハロン延長に対応できれば、選択肢は大きく拡大。G1への夢も広がる。

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