こんばんは、坂本です。今日は久々に美浦から帰って、在宅勤務でございます。
さて、少し前に当ブログで、我が家の箱庭の一部の芝を貼り替えたことを書きました。数週間がたちましたが、残念ながら芝が休眠する寒い時期だからか育っている様子はなく、どうやら失敗のようです。その後もネットなどで調べたところ、高麗芝を買う際にも元気なものを選んで買う必要があったようですね。このまま冬を過ごして、来年の3月頃にはリベンジしたいと思っています。
ちなみに美浦トレセンの南馬場にあった旧調教スタンドの跡地は、ベンチなどとともにきれいな芝生が植えられています。今週も取材の合間に目をやると、短くきれいに生えそろっていました。プロの仕事に感服しつつ、やはり目の詰まった芝生は美しいものですね。競馬場のターフなんて、その最たるものであります。
そんなところで本題へいきましょう。まずは森一厩舎からです。先週は2歳勢が3勝と好調でしたね。来週の葉牡丹賞を予定しているヴィンセンシオ(牡、父リアルスティール、母シーリア)は、11月13日に帰厩して、今週は美浦・Wコースで5ハロン65秒8―11秒7を馬なりでマークして僚馬に半馬身先着しています。森一調教師は「初戦はすごく緩さがあるなかで、勝ってくれました。この中間はしっかりと乗り込んできて、だいぶ力強くなってきています。気が乗りすぎるところがあるので、落ち着いてほしいところは課題も、前向きではあります。変わらず馬っぷりはいいですし、まだまだ成長していきそうです」と、素材の良さを評価していました。祖母シーザリオという良血馬で、POG的にも注目度は高いでしょう。
新馬の話題でいくと、今週日曜の東京6R・新馬戦(芝1800M)にエントリーしているアクアリッズ(牡、父サトノクラウン、母メイケイキララ)は、半兄に12年のシンザン記念で3着だったプレミアムブルーがいる血統。一族には阪神ジャンプSなどを勝ったテイエムダイオーなどもいますね。美浦のWコースと坂路で本数を重ねてきて、指揮官は「この中間は順調に乗り込んで、力の出せる仕上がり。瞬発力勝負では分が悪いが、しぶとく脚を使えるタイプです」と、イメージを語っていました。
同じく新馬のベストセラー(牝、父エピファネイア、母アンジュパッセ)は、12月1日の中山・新馬戦(芝2000M)に荻野極騎手で予定しています。祖母ピクシープリンセスは、12年のエリザベス女王杯で3着に好走しています。森一師は「ためれば、すごく切れそうな馬。今週は(Wコースで)ジョッキーに乗ってもらって、馬場が重かったので遅れましたが、先週は先行してすごくいい動きでした。芝の中、長距離向きだと思います」と、なかなかトーンは高かったです。先週のマイルCSをソウルラッシュで勝った石川達絵オーナーの愛馬で、「オーナーの勢いにあやかりたいですね」とも笑顔で語っていました。
先週の福島・未勝利戦(ダート1700M)で初勝利を挙げたベリタバグス(牡、父Kantharos、母Private Jet)は、続戦で12月8日の中山・1勝クラス(ダート1800M)に向かいます。指揮官は「使うたびに良くなっています」と、期待を込めます。また先週の東京で1勝クラス(芝1400M)を勝ったエンブロイダリー(牝、父アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー)と、新馬勝ちしたインプロペリア(牝、父ロードカナロア、母パストフォリア)は、すでに今週放牧に出ています。
11月7日にゲート試験に合格したショウナンマリーナ(牝、父リアルスティール、母ショウナンハイル)は、年内の中山デビューを目指して進めていくそうです。森一師は「精神的な幼さはありますが、いいものがあります。スピードタイプですね」と、評価していましたよ。
次は武井厩舎へいきましょう。芙蓉S5着から巻き返しを期すゴーゴータカシ(牡、父モーリス、母ビップベリンダ)は、来週の葉牡丹賞へ調整を進めています。11月17日に美浦・Wコースで6ハロン80秒7―12秒0でびっしりと追って好時計をマークして、今週の水曜日は馬なりで2歳新馬に先着と仕上がりは良さそうです。武井調教師は「体力的には十分やれると思うんですけど、2戦目は我を失っていなかったですが、前回は馬群に入ると集中しきれませんでした。そのへんがどうかですね」と、やはり精神面がカギのようです。うまくかみ合えば、逆襲は十分とみます。
新潟2歳Sで6着に敗れて、前走の東京での1勝クラス(芝1400M)でも4着だったスターウェーブ(牡、父キングマン、母コスモポリタンクイーン)は、放牧に出して仕切り直すとのことです。勝ったエンブロイダリーが強いとはみていたようですが、案外な結果だったようで、しっかりと立て直して巻き返したいという話でした。
新馬の話題ではナスノソナタ(牡、父レイデオロ、母ナスノシンフォニー)は、12月14日の中山・新馬戦(芝2000M)を予定しています。母はホープフルS5着で、その後の故障がなければ…という馬でしたね。叔父には23年の日本ダービー3着のハーツコンチェルトがいる血統です。武井師は「期待しています。体力がある」と好感触でした。
同じく新馬のギフテッド(牝、父モーリス、母ルパン2)は、12月7日の中山・新馬戦(芝1600M)を予定しています。23年の共同通信杯を制したファントムシーフの半妹という血統です。指揮官は「能力はあります。もう少しボリュームが出てほしいけど、動きもいいし、余裕もあります」と、素質を評価していました。またコンサートツアー(牝、父レイデオロ、母ナスノシベリウス)は、12月1日の中山・新馬戦(芝2000M)でデビュー予定です。ハーツコンチェルトの半妹ですが、こちらは動きがひと息で、使いつつ良化待ちという感じのようです。そしてアルテミスS4着だったシホリーン(牝、父モーリス、母パンデリング)は、年明けのフェアリーS(1月12日、中山)を目指していくそうです。
それでは今日のところはこのへんで。