今年のケンタッキーダービーで優勝も薬物陽性反応が出たメディーナスピリットが心臓発作で急死

今年のケンタッキーダービーを勝ったメディーナスピリット(ロイター)
今年のケンタッキーダービーを勝ったメディーナスピリット(ロイター)

 今年のケンタッキーダービー・G1(5月1日、チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)で優勝したが、薬物反応が出たメディーナスピリット(牡3歳、米国・Bバファート厩舎、父プロトニコ)が現地時間12月6日、米・サンタアニタパーク競馬場で調教後に心臓発作のため急死した。複数の海外メディアが報じている。

 レース当日の血液検査で薬物ベタメタゾン(抗炎症薬)の陽性反応を示し、その後の再検査でも陽性となっていた。バファート調教師側は陽性反応が注射ではなく、軟膏からの塗布から出たものであると潔白を主張。現在も審議の結果は出ていない。

 2冠目のプリークネスS・G1(5月15日、ピムリコ競馬場・ダート1900メートル)は3着。3冠ラストのベルモントS・G1(6月5日、ベルモントパーク競馬場・ダート2400メートル)は許可が下りず、出走できなかった。

 2着のブリーダーズカップクラシック・G1(11月6日、デルマー競馬場・ダート2000メートル)が最後のレースになった。

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