2月13日の阪神8R・こぶし賞(3歳1勝クラス、芝1600メートル=6頭立て)は単勝1番人気のスタニングローズ(牝、栗東・高野友和厩舎、父キングカメハメハ)が差し切り、オープン入りを決めた。勝ち時計は1分36秒9(稍重)。
前半1000メートルが63秒3で、レースのラスト3ハロンが33秒6という上がりの競馬。道中は好位から追走すると、直線では余力十分に逃げたセイウンハーデス(幸英明騎手)が必死に抵抗したものの、最後は頭差だけとらえ、先頭でゴール板に飛び込んだ。
同馬は叔父にジャパンCなどG1・2勝のローズキングダムを持つ「バラ一族」。2歳時は初勝利後、重賞への格上挑戦を続け、5、3、5着と惜敗を続けていたが、自己条件の今回は待望の2勝目を挙げた。騎乗した坂井瑠星騎手は「少頭数のスローで、決してうまく乗れたわけではないですが、馬の能力で勝つことができました。無事に勝ち切ることができて良かったです」と振り返った。今後は未定。