【中京5R・3歳未勝利】ラヴズオンリーユーの全弟ディーンズリスターがデビューV 坂井瑠星騎手「さすが血統馬」

ディーンズリスター(中)がリヴィア(左)との追い比べを頭差制す(右は3着のファベル)
ディーンズリスター(中)がリヴィア(左)との追い比べを頭差制す(右は3着のファベル)

 5月28日の中京5R・3歳未勝利(芝2200メートル=12頭立て)はG1馬2頭を兄姉に持ち、初出走ながら単勝1番人気だったディーンズリスター(牡、栗東・矢作芳人厩舎、父ディープインパクト)が既走馬相手に初勝利をつかんだ。勝ち時計は2分15秒2(良)。

 向こう正面から気合をつけながらの追走だったが、鞍上が手綱を押して向かえた直線でも勢いが鈍ることはなかった。最後は外から詰め寄るリヴィア(牝3歳、栗東・安田翔伍厩舎、父ガリレオ)との併せ馬になったが、頭差抜かせなかった。

 手綱を執った坂井瑠星騎手は「まだまだ良化の余地を残す中で、勝ち切ってくれたのはさすが良血馬という感じです。このまま順調にいってくれれば」と期待した。同馬は海外G13勝を挙げ、昨年度の米最優秀芝牝馬にも選ばれたラヴズオンリーユー、2016年のドバイ・ターフを制したリアルスティールの全弟という超良血馬。脚部の関係からデビューが遅れていたが、初戦から素質の片りんを十分に感じさせた。

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