◆第63回宝塚記念・G1(6月26日、阪神・芝2200メートル)追い切り=6月22日、栗東トレセン
デアリングタクト(牝5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)は、1週前にCWコースで6ハロン78秒9という速い時計を出しているだけに、最終追い切りは坂路を単走で。
松山弘平騎手が騎乗して馬なり。力むことなくスムーズに折り合って運び、軽快な脚どりのままフィニッシュして54秒9―12秒3。長期休養明けのヴィクトリアマイルを使った後も反動はなく、素軽い動きで上積みをアピールした。
松山騎手は「一度使って取り戻してきましたね。しっかりまとまったいい形で追い切りを終えられました。距離は問題ないですし、もう一度勝利できるよう頑張ります。デアリングタクトと一緒に勝ちたいという気持ちは強いので」と好感触を伝え、20年3冠牝馬を再び頂上へ導くつもりだ。