【アルゼンチン共和国杯】今年のトップハンデは買えるか 上昇カーブを描く4歳馬テーオーロイヤル

テーオーロイヤル
テーオーロイヤル

◆第60回アルゼンチン共和国杯・G2(11月6日、東京競馬場・芝2500メートル)

 昨年は1番人気のオーソリティが連覇を飾ったが、過去10年を見ても1番人気がなかなか勝てない府中の長距離戦。さらにトップハンデも同期間で2勝(16年シュヴァルグラン=58キロ、21年オーソリティ=57・5キロ)と結果が出ているとは言い難い。

 今年のトップハンデは57・5キロを背負うテーオーロイヤルだ。過去10年で勝利を収めた2頭との共通点は、いずれもこれから成長曲線が上昇カーブを描く4歳馬で、2400メートル以上の重賞勝ちがある実績。それなら今年のダイヤモンドSで重賞初制覇を飾ったリオンディーズ産駒にも資格はありそうだ。

 過去10年のトップハンデで結果を残せなかった馬はすべて5歳以上。59キロの酷量を背負った12年のビートブラック(同年天皇賞・春優勝)を除けば、古馬G1で3着以内に入る実績を残せなかった。3歳、4歳で連覇を飾ったオーソリティこそG1での実績は乏しかったが、すでに4歳春で天皇賞・春3着に好走したテーオーロイヤルにとってはクリアできている条件と言えようか。

 今年は2歳G1を勝ったキラーアビリティが唯一のG1ホース。しかし、昨秋から軌道に乗り、4歳で重賞ウィナーに上り詰めたテーオーロイヤルの勢いを後押しするデータになるかもしれない。

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