◆第18回ヴィクトリアマイル・G1(5月14日、東京競馬場・芝1600メートル、良)
最後の最後で適性の差に泣いた。1番人気に支持されたスターズオンアースは、4角3番手から手応え良く直線を向いたが、いつもの鋭い切れ味は見られず。しぶとく3着まで追い上げたが、ルメールは「道中はソダシをマークしていって、この馬も反応はしてくれたが、マイルでの瞬発力の差が出た。そのぶん、最後はじりじりになった」と悔しい表情で振り返った。
昨年の最優秀3歳牝馬で、前走の大阪杯は牡馬相手に2着と実力上位だったが、マイル戦は勝った昨年の桜花賞以来だった。高柳瑞調教師は「ここ2戦はゲートを出てからスピードが乗らない感じだったが、今日はスッと流れに乗れた。悪くないポジションでいけたが、マイルのペースもあったのかも」と収穫を口にしつつ、敗因を振り返った。