◆米子S・リステッド(6月17日、阪神・芝1600メートル)
セルバーグ(牡4歳、栗東・鈴木孝志厩舎、父エピファネイア)は今年に入って2、3勝クラスを連勝。ややテンションが高く、レース運びには試行錯誤が続いているようだが、2番手から好時計勝ちした2勝クラス、楽々と逃げ切った3勝クラス(武庫川S)と、確実な地力強化がうかがえる。
前走の六甲Sは昇級初戦だったが、中団から運んで直線は内を突いて4着。道悪(重)の重い馬場、控える競馬でも十分に戦えることを証明した。先行力に加え、追って味があり、まだまだ底をみせていない魅力がある。サマーマイルシリーズで粒ぞろいのメンバー構成だが、十分にチャンスはありそうだ。(吉田 哲也)