今村聖奈騎手=栗東・寺島良厩舎=が6月21日、船橋競馬10R・ファンシーサドル特別(JRA交流・B2B3、ダート1800メートル)にコパノオースティン(セン4歳、栗東・村山明厩舎、父コパノリッキー)に騎乗し1着となった。
逃げ馬を2番手でピタリとマーク。隊列が詰まり始めた4コーナー手前で先頭に立つと、そのまま直線へ。渾身の追いで、迫る後続を頭差で退けた。
「前走、乗っていた泉谷(楓真)騎手から、馬の癖を聞いた」と万全の態勢で臨んだ今村騎手は「反応は良かったですね。しっかり頑張って走ってくれました。さすが、テーオーケインズの(半)弟です」とレースを振り返った。
また、この日は地方所属馬として、初めてJBCクラシックを制したミューチャリーの誘導馬デビュー日で、その先導での馬場入りに「JRA馬と対戦してきた馬。初日なのに、堂々としていましたね」と笑顔を見せた。
同騎手は競馬開催中のスマートフォンの不適切使用で30日間の騎乗停止処分を受け、6月13日の金沢競馬で実戦に復帰。同18日の阪神1Rで復帰後初勝利を挙げた。