21年ダービー馬シャフリヤールが栗東トレセンを退厩 藤原調教師「素晴らしい種牡馬になると思う」

退厩するシャフリヤールに労いの言葉をかける福永祐一調教師(左)(カメラ・高橋 由二)
退厩するシャフリヤールに労いの言葉をかける福永祐一調教師(左)(カメラ・高橋 由二)

 2021年日本ダービーなど国内外でG1・2勝をマークしたシャフリヤール(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)が12月26日、栗東トレセンを退厩。日本ダービーをともに制した福永調教師、藤原調教師らに見送られ、新天地へ旅立った。前日25日に現役引退、北海道安平町の社台スタリオンステーションでの種牡馬入りが発表されていた。

 「長い間、経験と実績を積んで、スタリオン(種牡馬)という素晴らしいゴールにたどり着いてくれた。『ありがとう』と言いたい。ここまでシャフリヤールを中心に、いろんな関係者がチームとして携わって、頑張ってくれた」と藤原調教師は感慨深げだった。

 今後は種牡馬として“第2の馬生”が始まる。「素晴らしい種牡馬になってくれると思う。種牡馬は血統はもちろん、精神力が大きい。海外で活躍して能力はもちろん、ハートの強さも見せてくれた」とトレーナー。22年にドバイ・シーマクラシックを制し、ブリーダーズCターフでは2年連続3着に健闘。世界を股にかけ活躍した愛馬の成功に太鼓判を押した。

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