こんにちは、山本です。今日はやって来ました、栗東からのパッチパチ。早速、行ってみましょうか。
さて、2週ぶりに訪れた栗東トレセン。何やかんやとありました。まずは朝の目覚めです。朝5時半からスタートということで、アラームは午前4時半にセット…。と思っていたのに、目覚めると午前5時15分。よく見ると、アラームは16時半、つまりは午後4時半になっているじゃありませんか! 超久々に「出遅れ」を覚悟しましたが、何とか致命傷にはならず、ギリギリセーフか、と。けど、冷静に考えると、よくあの時間に起きたなぁ。
続いては酷暑です。いやね、今日はホントにやばかった。「今年イチでしょ」と色々な方が言ってましたが、車のハンドルが握るたびに火傷するんじゃないかと思えるほどの熱さ。温度計は午前6時半あたりで26度でしたからね。恐らく、後半は軽々と30度を超えていたはず。冗談抜きにして、水分をちゃんと補給しないといけないほどで、栗東が激減したワタクシの体力低下を憂うしかなく…。
さらに、先ほど機能しなかった携帯です。ポケットの中に入れていたんですが、これがあまりの熱さで作動しなくなった。ボタンを押しても無反応で、徐々に画面は暗くなっていき…。最初は買い換えも覚悟したほどでしたが、冷房の効いた車内に入れ、再起動で何とか回復。う~ん、所有者の体力が低下すると、比例するように所有物の体力も下がっていくのか。
と、散々ボヤきましたが、まぁ、現場で話を聞けたので、よしとしますか。ということで、そろそろ本題です。今日はナマ情報を中心に、お伝えしたいと思います。
まずは池江厩舎。注目の血統馬のデビュー予定を聞きました。インビジブルセルフ(牡、父エピファネイア、母アウェイク)です。現時点で7月23日の中京芝2000メートルを目標に進めていくとのことで、その時の鞍上は戸崎Jです。この馬の話については週末版で詳しく書くとして、今日の栗東にダノンウィルヘルム(牡、父レイデオロ、母ファイネストシティ)が入ってきました。こちらはお母さんが米G1馬で、セレクト当歳セールで1億5000万円がついた馬。兄にダノンアーリーがいますね。
続いては高野厩舎。先週の新馬を勝ったヴェロキラプトル(牡、父スワーヴリチャード)は一度、放牧に出されるとのこと。「ちゃんと走れたぶん、勝てたという感じのレースでしたね」と高野調教師は振り返っていました。この高野厩舎からは来週の牝馬限定、中京芝マイルを予定しているのはショウナンマヌエラ(牝、父ジャスタウェイ、母ダイアゴナルクロス)です。鞍上は西村淳J。こちら、取材の感触はかなり良かったので、週末に詳しく。
続いては松永幹厩舎。丹念に乗り込んできているレーヴジーニアル(牡、父モーリス、母レッドリヴェール)はすでに北海道に移動しているようで、1週前追い切りになる来週は実戦でも手綱を執る武豊Jがコンタクトを取るとのこと。北海道には厩舎にゆかりのある血統馬、アークドール(牡、父Golden Horn、母LArc)も入っていて、すでにゲート試験には合格。今後は調整を積みつつ、使っていくレースなどを考えていく予定です。
あと、7月16日に中京の芝マイルでデビューするマテンロウウイング(牡、父ルーラーシップ、母ラスティングソング)は今日、実戦でも騎乗する横山典Jと初コンタクト。「ノリは悪くない、前向きさがあっていいんじゃないか、と言っていたよ。マイルぐらいが合いそうだね」と松永幹調教師はいい感触を得たようで、笑顔を浮かべていました。
さて、他にも色々と書こうかと思っていたんですが、今日の入厩馬を見ていると、ちょっと驚いたので、それについて書きます。まずは矢作厩舎に入ってきましたよ、セレクト4億1000万円ホースのホウオウプロサンゲ(牡、父キズナ、母セルキス)です。夏あたりに入れるということで、厩舎では早めの入厩というあたりに順調さを感じます。あと、もう一頭が斉藤崇厩舎のエヴァンジェリーナ(牝、父モーリス、母ジェンティルドンナ)です。こちらはジェラルディーナの全妹になりますね。当然、まずはゲートでしょうが、当然、話を聞いてみたい一頭です。
ということで、今日はここまで。また、次回です。ではでは
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