【北九州記念】田口貫太騎手がクリノマジンで重賞初挑戦 今村聖奈騎手以来のデビュー年重賞初騎乗Vを目指す

重賞デビューする田口
重賞デビューする田口
田口とともに重賞初挑戦となるクリノマジン
田口とともに重賞初挑戦となるクリノマジン

◆第58回北九州記念・G3(8月20日、小倉・芝1200メートル)

 第58回北九州記念・G3(20日、小倉)でルーキーの田口貫太騎手(19)=栗東・大橋厩舎=がクリノマジンで重賞初挑戦。史上5人目となるデビュー年の重賞初騎乗初勝利を目指す。

  夏の小倉に新風を巻き起こす。ルーキーの田口が、クリノマジンとの新コンビで初重賞の舞台に挑む。3月4日のデビュー戦で騎乗したクリノクリスタルと同じ栗本守オーナーの所有馬。「1年目のこの時期に、こういう機会をいただけて光栄。栗本オーナーや高橋(義忠)先生。厩舎スタッフのみなさんにも感謝して乗りたい」と初々しく意気込んだ。

 パートナーと10日の1週前追い切りで初コンタクト。栗東・坂路を51秒2―12秒1とシャープなフットワークで駆け抜けた。「さすがオープン馬という乗り味で、いい動きでした」。オープン入り後の2走は本来の先行策が取れず2ケタ着順に惨敗。開幕2週目で前の止まらない今の小倉。「暑い時期は若手の方が体力もあっていいでしょう」とエールを送る高橋忠調教師からも「積極的に乗って一発狙え」と“指令”も受けている。

 バレットが同じ縁で、北村友からアドバイスをもらいつつ技術を磨き、ここまでルーキートップの12勝。「大橋先生がたくさん自厩舎の馬に乗せてくれて、栗本オーナーの馬で重賞に出られることになったと思う」と師匠への感謝も忘れない。

 「1分7秒1の速い時計も持っている。メンバーは強いですが頑張りたい」。昨年は今村がCBC賞でJRA史上4人目(1984年のグレート制導入後)のデビュー年の重賞初騎乗Vの快挙を成し遂げた“夏コク”。今年は笑顔がトレードマークの貫太が続き、主役に躍り出る。(戸田 和彦)

◆JRA騎手のデビュー年重賞初騎乗V(※1984年のグレード制導入以降)

 ▽92年ウインターS・G3 菊沢隆仁(チェリーコウマン)

 ▽97年読売マイラーズC・G2 武幸四郎(オースミタイクーン)

 ▽98年北九州記念・G3 池添謙一(トウショウオリオン)

 ▽22年CBC賞・G3 今村聖奈(テイエムスパーダ)

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