【秋華賞】リバティアイランドが自己ベストを0秒5更新 ラスト2ハロンは10秒9―11秒0

先行馬を瞬く間に抜き去ったリバティアイランド(左)
先行馬を瞬く間に抜き去ったリバティアイランド(左)

◆第28回秋華賞1週前追い切り(5日、栗東トレセン)

 第28回秋華賞・G1(15日、京都)で史上7頭目の牝馬3冠を狙うリバティアイランドが5日、朝一番の栗東・CWコースで6ハロンの自己ベストを0秒5更新する81秒5―11秒0をマークした。主戦の川田が騎乗し、僚馬ロックユー(5歳障害オープン)、メイショウクーガー(3歳1勝クラス)を大きく追走。直線でもまだ差があったが、ラスト1ハロン過ぎから一気に抜き去り、先行した2頭に3馬身、6馬身の差をつける圧巻の走りだった。

 リバティの調教役を務める片山助手は「動く馬ですからね。数字よりも、そのなかでいかに内容があるかです」と冷静な口ぶり。一方で「1週前としては雰囲気、テンション、全ていいと思います」と最大級の賛辞を並べた。

 特筆すべきは他馬に0秒3の差をつけてこの日の一番時計となったラスト2ハロンの21秒9。10秒9―11秒0の超高速ラップを繰り出せる瞬発力があるからこその離れ業で、明らかに排気量が他馬とは違う。先週までは緩やかに上昇カーブを描いていたが、牝馬3冠に向け、一気に本気モードに入ってきた。「人馬の一体感がしっかりと取れていると感じる」と同助手。今のところ死角は見当たらない。(山下 優)

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