吉田豊騎手=美浦・フリー=が、昨年のドバイ・ターフ、そして今年のサウジカップと海外の芝、ダートG1を勝利したパンサラッサの引退に「毎回、精一杯走ってくれて、自分にとって忘れられない馬です」と11月29日、美浦トレセンで振り返った。
初コンビを組んだ21年のオクトーバーSで逃げ切りVを決め、昨年の中山記念から引退レースのジャパンCまで手綱を執り続けた。「毎回プレッシャーを感じながらではあったけど、サウジアラビア、ドバイでも乗せてもらえて、勝った時のうれしさは格別でした。海外に行った時の方が落ち着いていて、返し馬もおとなしかったですね」と振り返った。
今後は北海道ひだか町のアロースタッドで種牡馬となるが、「個性のある馬でしたし、またパンサラッサの子供にも乗ることができたら」と語った。