【京都11R・日経新春杯】年を越し、さらなる成長も見込んで◎サヴォーナを軸に指名する。早い段階から芝2400メートルを中心に使われ、着実に地力を強化。昨秋は神戸新聞杯で頭差2着と健闘し、菊花賞は早めに仕掛ける強気の競馬で5着に踏ん張った。スムーズなら、すでに重賞を勝てるレベルに達している。
前走後は、ここを目標に調整。馬体を絞りにくい時期だが、栗東・坂路で2週続けて熱のこもったメニューを消化し、態勢は整っている。池添騎手が手綱を執った11日は51秒8を馬なりでマーク。「これできっちり仕上がったと思う」と鞍上も確かな手応えを伝えてくれた。
3走前の福島戦が逃げ切り。発馬のロスが大きくなければ、前で運べる自在性も備える。直線で早めに抜け出し、自慢の持久力で踏ん張り通して初タイトルを手にする。
ハーツコンチェルトは1勝馬だが、日本ダービーがタイム差なしの3着。能力はここでも上位といえ、ハンデ55キロも有利だ。G2・2勝馬サトノグランツは適距離に戻れば巻き返し十分。単騎逃げが見込めるリビアングラスの粘り込みにも注意する。