1月28日の京都5R・3歳新馬戦(芝2000メートル=13頭立て)は、2番人気のパシフィックルート(牡、栗東・高野友和厩舎、父ロードカナロア)が、1番人気のジャスティンダイスとの競り合いを制して初陣を飾った。勝ち時計は2分3秒6(良)。
566キロの迫力満点のボディー。逃げたジャスティンダイスを2番手でマークし、直線での競り合いを頭差で制した。池添謙一騎手は「緩い部分があって、ビッシリつくっていない。それでもフットワークが良くて背中の感じもいい。返し馬ではゴール板を見たり、幼さも。コーナーを反対手前で走ったり、不器用なところもありながら勝ってしまうようにポテンシャルは高い。これから、もっと良くなりますよ」と絶賛した。
母は2017年に無傷3連勝でフラワーCを制し、皐月賞(7着)にも出走したファンディーナ。母も管理した高野調教師は「この距離がもつことが分かったのは大きい。スタートが決まって、いいポジションを取れたことが勝ちにつながった。今後は身体的なところを見ながら進めていきたい」と先を見据えた。