2023年度JRA賞の授賞式が29日、都内のホテルで開催された。
昨年に史上35頭目の殿堂入りが決まったアーモンドアイの栄誉をたたえて、顕彰馬のレリーフ贈呈式が行われた。18年の牝馬3冠をはじめ、史上最多の芝G19勝を挙げて、18、20年と2度の年度代表馬に選ばれていた。代表してレリーフを受け取った馬主のシルクレーシング・米本代表は「本当に光栄な気持ちでございます」と、壇上で喜びをかみ締めた。
今年は父エピファネイアとの間に産まれた初子のアロンズロッド(牡2歳)が、待望のデビューイヤーを迎える。預託先は偉大な母と同じく国枝厩舎で、米本代表は「国枝先生と来年、日本ダービーのゲートにその馬がいることを夢見て、本当に楽しみにしております」と期待に胸を膨らませた。この春は鳴り物入りで種牡馬入りしたイクイノックスとの交配も予定しており、“15冠ベビー”など夢は膨らんでいく。