京都11R・アルデバランS(4歳上オープン、ダート1900メートル)が3日行われ、オーサムリザルト(牝4歳、栗東・池江厩舎)が、デビューから無傷の5連勝でオープン勝ち。ニューヒロイン誕生を、はっきりと印象づけた。
直線では、内から猛追したハピに一度かわされたが、差し返して3/4馬身差をつけた。「早く先頭に立つとソラを使って、フワフワしていた。着差以上に余裕がある勝ち方」と武豊。名手の賛辞が、強さを物語っていた。
前走は2番手から抜け出す“正攻法”だったが、この日は後方3番手でじっくり待機。向こう正面でスムーズに位置を上げ、まだまだ余力のある状態で直線に向いた。戦法の幅を広げ、鞍上は「今日はゆったりだったけど、問題なかった。砂をかぶっても平気だったし、4コーナーの手応えも良かった」と絶賛した。
新馬戦を2馬身半差で圧勝した後、左前球節を骨折。慎重に使われていたが、その後も快勝続きで、大器の片りんを示していた。「まだ5戦目ですからね。伸びしろがありますね。今後が楽しみです」と武豊。馬名の由来通り“素晴らしい結果”で快進撃を見せる4歳馬には、明るい未来しかない。(水納 愛美)