東京11R・共同通信杯・G3・馬トク激走馬=ベラジオボンド
昨年5月の千葉サラブレッドセールで最高額の1億円で落札されたロードカナロア産駒。昨年12月の阪神・芝1800メートル戦で勝ち上がった。好位から抜群の手応えで直線を向き、2着馬を難なくパス。3馬身突き放した競馬ぶりは見どころ十分だった。
岩田望騎手は「追っての反応がよく、すごくいい内容」と評価した。レース直後の上村調教師は「クラシックに乗せたい」と今後を見据えていたが、いきなり強豪相手のここへの参戦は期待の現れだろう。
中間はWコース長め、坂路を織り交ぜ、充実の調整ぶり。初戦は遊びながら走っていたが、メンタルの成長も感じさせる。ポテンシャルはG1を戦った馬たちに引けを取ることはなく、好枠からスムーズに追走すれば、好勝負も可能だろう。