【フェブラリーS】ルメール騎手、初コンビのオメガギネスを絶賛「コンディションはバッチリ」レース史上最少6戦目での戴冠狙う

馬なりで好時計を記録したオメガギネス(右)
馬なりで好時計を記録したオメガギネス(右)

◆第41回フェブラリーS・G1追い切り(14日・美浦トレセン)

 今年最初のG1となる第41回フェブラリーS(18日、東京)の最終追い切りが14日、東西トレセンなどで行われた。先週の時点で除外対象だったオメガギネスは、初コンビとなるルメールを背に鋭い動き。レース史上最少6戦目での戴冠を狙う。

 大物感たっぷりに秘めるスピードがあふれ出た。G1初制覇を狙うオメガギネスは、美浦・Wコースで外オンザライン(6歳3勝クラス)を3馬身半追走する形から、直線でも手綱を持ったまま楽に加速。悠々と馬なりで6ハロン82秒5―11秒3の好時計を叩き出し、半馬身先着で鋭くフィニッシュした。初コンタクトのルメールは「この馬は走りそう。手応えはとても良かった。コンディションはバッチリ」と、抜群の感触に大絶賛だ。

 もともと素質の高さは期待されていたが、体質の弱さから無理をさせず、状態を最優先にしたローテーションで走ってきた。そのためキャリアは5戦にとどまるが、オール連対と底を見せず、スムーズさを欠いた前走の東海Sでも2着を確保するなど能力は底知れない。

 先週の時点では除外対象だったが、次々と回避馬が出たことで何とか出走がかなった。ルメールは「出られたら大きなチャンスがあると思っていた」と素直な心境を明かす。「今年はチャンピオンホースが海外に行っているので、チャンスだと思っています。(G1でも)やれそう」と、自信に満ちた言葉を並べて期待を込める。

 6戦目となる今回の挑戦。G1昇格以降のフェブラリーSでの史上最少キャリア勝利の記録がかかっている。大和田調教師は「回復が遅かったので、ある程度間隔をとっていい状態で出してきていた。今回は回復が早くて、体が丈夫になっている」と、成長の手応えをつかんでいる。大混戦のダート決戦で、主役に名乗りを上げた。(坂本 達洋)

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