2月23日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」に日本から出場した坂井瑠星騎手=栗東・矢作芳人厩舎=は、総合6位に入った。14人の騎手が全4レースの着順をポイントで競い、12着、2着、5着、7着で合計12ポイントを獲得。優勝は25ポイントを獲得したフランスで活躍する女性騎手M・エオン。
勝利こそ挙げられなかったが、第2戦(ダート1400メートル)でモスタクメラーに騎乗し、好位から追走し、直線でいったんは先頭の立つ積極的な競馬で会場を沸かせ存在感を見せた。坂井は「まずはこのような素晴らしい機会をいただいて関係者に感謝したいです。(第2戦の2着は)返し馬で乗ってチャンスがあると思っていたので悔しいですが、勝った馬が強かったですし、馬は頑張ってくれました。サウジCの前日に4つも乗せていただいて、いい経験をさせてもらいました」と感謝が口をついた。
サウジCへのイメージも膨らんだ。坂井は、「(馬場は)バッチリつかめました。乗った僕の特権なので生かしたいですし、今日勝てなかったぶん、明日勝ちたいと思います。(ダートコースは)昨年と比べても深い感じがします。前半オーバーペースでいくと、前がバッタリ止まってしまうような馬場だと思います」と馬場傾向を話した。