秋山真一郎騎手が小倉の引退式で胴上げ「これから(送別会で)泣きます!(笑い)」

引退式で騎手仲間に胴上げされる秋山真一郎騎手(カメラ・玉木 宏征)
引退式で騎手仲間に胴上げされる秋山真一郎騎手(カメラ・玉木 宏征)

 3月から調教師に転身する秋山真一郎騎手=栗東・フリー=の引退式が25日、最終レース後に小倉競馬場のウィナーズサークルで行われた。騎手仲間が集まり、友人、同期の勝浦正樹騎手=美浦・フリー=、太宰啓介騎手=栗東・フリー=、初G1(12年NHKマイルC)の相棒カレンブラックヒルを管理した平田修調教師=栗東=、父で元騎手の秋山忠一さんらから花束が渡され記念撮影。温かい拍手でねぎらわれた。

 小倉競馬場で引退式が行われるのは異例で、08年の嘉堂信雄元騎手以来のこと。小倉で行われる平地重賞をすべて勝っているのは河内洋元騎手、武豊騎手、秋山真一郎騎手だけで、思い入れの深い場所を選んだ。

 ターフビジョンに数分間、G1勝利のVTRなど輝かしい軌跡が映し出されたが、ほとんど見ずに目をそらし、我慢しているようにも見えた。

 司会者からマイクを向けられると、第一声で「無事に終わってホッとしています」とすがすがしい表情。「最終日に勝利することができて、やっぱりジョッキーはいいなと思いましたし、これだけたくさんの馬に乗せてもらえるのであれば、まだまだジョッキーをやりたいです」と名残惜しさも吐露した。

 JRA通算1059勝、2つのG1タイトルを含め重賞を38勝しているが、一番印象に残っているレースは「初勝利です。詳しいことは忘れましたが」と会場を沸かせた。

 来春からは調教師として、第二の競馬人生を歩む。「できる限り自分も調教に乗って感触を確かめたいし、ジョッキーのみなさんに『乗りやすい』と言っていただける、穏やかな馬をつくりたいです」と騎手仲間をリスペクト。「これまで応援していただき、ありがとうございました。競馬場に戻ってきた時は、秋山厩舎の馬をまた応援してください」とファンに挨拶した。騎手仲間に胴上げされて3度宙に舞ったが、最後まで涙はなく「これから(送別会で)泣きます!」と笑って競馬場を後にした。

 父の忠一さんは「うらやましい。自分の時は引退式がなかった。調教師も大変だと思うが、これからも頑張ってほしい」とエールを送った。

 妹で、バレットを務める真喜子さんは「無事に終えることができて良かったです。色々な方と出会えて、色々な所に行かせてもらい、兄には感謝しています」と感慨深い表情を見せた。

 引退式の模様はYouTube「JRA公式チャンネル」で配信され、阪神競馬場では3月3日までの競馬開催日にパネル展示「秋山真一郎騎手 メモリアル展示」を西ウイング2階において開催している。

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