◆第98回中山記念・G2(2月25日、中山・芝1800メートル、稍重)
1着馬に大阪杯(3月31日、阪神)の優先出走権が与えられるG2は16頭立てで争われ、7番人気のマテンロウスカイ(セン5歳、栗東・松永幹夫厩舎、父モーリス)が横山典弘騎手の手綱で好位追走から抜け出し、重賞初制覇を飾った。23日に56歳の誕生日を迎えたばかりの鞍上は、先月の京成杯(ダノンデサイル)に続く今年重賞2勝目で、自身の持つJRA最年長重賞勝利記録を更新した。勝ち時計は、1分48秒1。
2馬身差の2着は10番人気のドーブネ(吉田隼人騎手)、さらに首差の3着は4番人気のジオグリフ(戸崎圭太騎手)だった。3連単は54万2050円だった。
横山典弘騎手(マテンロウスカイ=1着)「うれしいですね。松永(幹夫)厩舎、ミキオのところで、オーナー(寺田)千代乃さんで、よかったです。ある程度、展開も読めましたが、思った通りのポジションで上手に走れました。全然タイムは速いとは感じなく、いいリズムでした。あんまり切れるタイプではないので、直線を向いたらすぐゴーサインという感じだったんですが、動いてくれましたね。この間は休み明けのぶん、伸びあぐねていたんですけど、1回使って伸びがよかったです。(2月23日に56歳の誕生日を迎えたばかりの勝利?)いつでも勝ててうれしいです。去勢したりとか、気性的に荒いところがあったんだけど、だいぶ丸くなってきたので、これから頑張ってもらえると思いますね」