【サウジカップデー】日本勢の2勝はともに砂 G1創設や大物種牡馬導入でダートも世界レベルに

サウジダービーを勝ったフォーエバーヤング
サウジダービーを勝ったフォーエバーヤング

 【リヤド(サウジアラビア)ペン・松末守司、カメラ・高橋由二】世界最高賞金レース、サウジカップ・G1(1着=約14億1400円)は現地時間24日、キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、日本勢はウシュバテソーロが最先着の2着。賞金350万ドル(約4億9491万850円)を加え、JRA歴代獲得賞金4位に浮上した。サウジダービー・G3のフォーエバーヤングなど2勝した日本勢のダート戦での進化を「松末が見た」。

 もうダート劣勢の日本ではない。サウジCデーの日本勢は2勝を、サウジダービー(フォーエバーヤング)、リヤドダートスプリント(リメイク)とダート戦で挙げた。

 芝路線よりも改革が遅れていると言われ続けてきたが、97年にJRAで初のダートG1、フェブラリーS、00年にはチャンピオンズCの前身ジャパンCダートが創設。大手牧場が海外から大物種牡馬を導入して血の発展を図り、積極的な海外遠征や調教、輸送技術の進化を経て、すっかり世界レベルになった。

 この日、ルメール騎手は「レベルが高くなってサウジCで勝つのは難しくなったが、日本にもチャンスはある」と話した。ダート競走の最高峰、米国の有力馬を相手にしても勝負できるまでに成長していることを実感している。来月にはドバイWCデーが行われる。この日の中東での日本馬の活躍は、日本ダート界の興隆の象徴と言える。

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル