◆第61回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(3月3日、中山・芝2000メートル=3着までに皐月賞の優先出走権、良)
本番と同じ舞台で行われる皐月賞トライアルは、3歳馬11頭で争われ、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の6番人気・コスモキュランダ(牡、美浦・加藤士津八厩舎、父アルアイン)が早めの仕掛けから抜け出してV。重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分59秒8。
2着は3番人気のシンエンペラー(川田将雅騎手)、3着は9番人気のシリウスコルト(三浦皇成騎手)が入った。
加藤士津八調教師「ジョッキーがうまく乗ってくれました。レース前に馬の特徴を話して、スタートが遅いとか、器用じゃなくて前回も脚を余していたとか、その辺を話してうまく乗ってほしいと言いました。『その辺を頭に入れていく』といって、馬の特徴をつかんで乗ってくれた。(馬自身も)1回1回使って、成長力というか著しく伸びてくれた。動きが良くなっているし、まだ子供っぽいところもあるけど、精神面も良くなっている。次はもちろん皐月賞を狙っていきたい。ジョッキーもまだ緩くて子供っぽいところがあるといっている。将来的には長いところで活躍するんじゃないかなと思います。きょうだいは走っていないけど、血統的に筋が通っているし、走れてもおかしくないと思っていた。(数を使っているが)もちろん馬によりますけど、競馬が一番のトレーニングになる部分もありますからね。(厩舎には牝馬クラシックが有力なコラソンビートもいる)いい馬がたくさんいて、これが長く続けばいいんですどね。(コラソンビートが出る来週のフィリーズレビューも報知杯)報知杯連覇を狙っていきますよ!」