牝馬あれこれ(栗東)

チューリップ賞G2を制したスウィープフィート(手前)
チューリップ賞G2を制したスウィープフィート(手前)

 こんにちは、山本です。今日は阪神競馬場からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、昨日は選抜高校野球の組み合わせ抽選も終わり、つい先日阪神タイガースが日本一を決めたような感覚さえあるプロ野球ももうすぐ始まります。プロ野球といえば、かなり前から試合時間を短くするような流れになっていると思うんですが、ワタクシはあらゆるスポーツで試合時間は長い方がいい。元々、大分の田舎で育ち、生でスポーツを見ることが少なかったから、貴重な時間を少しでも長く味わいたいというのがきっかけ。古い話では、バレーボールもラリーポイントよりサーブポイントが導入されれいた時の方がよく見ていたなぁ。

 だから、大好きな高校野球も球児の方には申し訳ないんですが、甲子園球場まで見に行った時には第4試合はナイターで、と思っている人。スポーツはのんびり楽しみたいんですよね。よって、実は競馬も短距離よりは中長距離戦好み。まっ、これが予想の成績などには結びついてないと思いますけどねぇ。

 ということで、この前振りはのんびり長々と書いても仕方ないので、そろそろ本題へ。明日の競馬を中心に見ていきましょうか。

 明日は牝馬な日になるんでしょうかね。今年の牡馬戦線に関しては何度も書いているように京都2歳S、ホープフルS組が上位の見立てという「軸」が一応あるんですが、牝馬に関しては正直、よう分からんというのが本音でして…。というのも、何せ各有力馬が数を使っていない。阪神JF組も1、2着馬が直行ですし、下の着順の馬でその後に勝っている馬もいますが、まぁ、G1なんですから、それぐらい勝ちそうな気がするし。レースレベルが読めないんですよね。

 阪神JF敗戦→巻き返したといえば、先週のチューリップ賞を勝ったスウィープフィート(牝、父スワーヴリチャード)もそうですね。今週の栗東では騎乗した武豊Jに話を聞きました。「調教でいい動きをしていましたからね。血統もいいですし、本番も乗せてもらえそうで当然、楽しみですよ」と口にしていました。確かに祖母にスイープトウショウを持つ血統なんですよね。「何で、この血統で350万円だったんだろうね」とレジェンドが指摘した通り、この馬はサマーセールでの落札額が350万円。やっぱり、色々なセリに隠れた逸材っていうのはいるんでしょうね。

 さて、武豊Jといえば、先週の報知杯弥生賞を回避したサンライズジパング(牡、父キズナ)です。先週の追い切り当日にトモの違和感から、回避を決断しました。今週は音無調教師に状況を確認。「フレグモーネだと思う。今は角馬場で速歩を行っている。順調にいけば、週末には坂路入りを再開させたいね」と重症ではないことを説明していました。そして、坂路入りした馬を見てみると、今日から再開していましたね。ホッとひと安心。とはいえ、1週間以上馬場入りしていないので、ここからしっかり乗り込んでいくと思います。

 話を牝馬戦線に戻しましょう。中山ではトライアルのアネモネSが行われます。関西からはスプリングノヴァ(牝、父カリフォルニアクローム)が参戦します。昨秋にサフラン賞で勝った、実績ある舞台を狙っての出走です。「力は出せると思いますよ。前走はゴチャつく場面が続いて、競馬にならなかった」と鮫島調教師。ここは狙いすました一戦ですし、先週から書いているように現状の賞金900万円で桜花賞は無理という状態での「勝負駆け」。どんな走りをするでしょうか。

 阪神では報知杯FR。メンバー中、賞金的に桜花賞への出走が確定しているのが加藤士厩舎のコラソンビート(牝、父スワーヴリチャード)四位厩舎のカルチャーデイ(牝、父ファインニードル)と2頭のみというメンバー構成です。

 取材していても、どの陣営も色気十分といった感じでしたね、正直。あとは本番を見据えるというより、この距離への適性を感じている馬が多かったかなという印象も。先ほど書いたカルチャーデイも、四位師が「1400メートルの方が競馬はしやすいと思う。今はいい常歩をゆったりできるようになっている」と成長も感じつつ、勝負気配を漂わせています。このレースへの本気度なのか、素質が上回るのか。実に悩ましい一戦です。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

中山4R・8エナジーポコアポコ(初障害で位置を取れる馬は高く評価しています。久々でもあった前走は好内容。ここはきっちり)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

中山9R・13ソワドリヨン(前走は窮屈な場面続き、満足に追えず)

中京7R・9アイルシャイン(直線長いコースで決め脚魅力)

阪神10R・12マルブツプライド(調教に騎乗した岩田康Jから状態のよさを聞いた。まぁ、相場以上に人気はしそうですが)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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