◆第60回金鯱賞・G2(3月10日、中京競馬場・芝2000メートル=良)
1着馬に大阪杯・G1(3月31日、阪神競馬場・芝2000メートル)の優先出走権が与えられる一戦は13頭によって争われ、川田将雅騎手が騎乗した1番人気のプログノーシス(牡6歳、栗東・中内田充正厩舎、父ディープインパクト)が制覇。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏がレース後に更新した自身のX(旧ツイッター)で金鯱賞の見解をつづった。
5馬身差で圧勝した勝ち馬については「プログノーシスは完成された。自分で体をつくるようになって、勝負所は進路を選べる位置までおるもんな」と指摘しながら、「これだけ差がついたのはユウガの馬場読みもある」と鞍上の判断力を称賛した。
また、2着に敗れた菊花賞馬ドゥレッツァについては「様子見ながら乗って対照的な進路やったこともあるけど、オレは改めて4歳のレベルに疑問を持った。距離はこのくらいのほうがいい」と見解を披露。世代論については日経新春杯後のXでも「やっぱり4歳牡馬の世代レベルが高くないのかな。2〜4着馬がこぞってやられたのは芳しくない」と指摘していた。