【京浜盃】大井のサントノーレがJRA勢破り交流重賞初制覇 ダート3冠初戦・羽田盃の切符ゲット

京浜盃を勝利したサントノーレ(大井競馬場で)
京浜盃を勝利したサントノーレ(大井競馬場で)
サントノーレ
サントノーレ

◆第47回京浜盃・交流G2(3月20日、大井・ダート1700メートル、良)

 新生ダート3冠に合わせて今年から交流重賞に格上げされた一戦は、3歳馬9頭(JRA3、南関東4、他地区2)によって争われ、3番人気・サントノーレ(牡、大井・荒山勝徳厩舎、父エピカリス)がV。服部茂史騎手とのコンビで、交流重賞初制覇を飾った。抜群のスタートから好位のインを追走。4コーナーで前を行く2頭を射程に馬場の真ん中に持ち出すと、直線は手応えよく伸びて後続に7馬身差をつける完勝だった。勝ちタイムは1分48秒7。

 2着に2番人気のアンモシエラ(坂井瑠星騎手)、3着に1番人気のハビレ(バウルジャン・ムルザバエフ騎手)が入った。

 地方所属馬は上位2頭の1着サントノーレと5着のティントレット、JRA所属馬は5着以内の上位2頭となった2着アンモシエラと3着ハビレに、ダート3冠の初戦、羽田盃・交流G1(4月24日、大井・ダート1800メートル)への優先出走権が与えられる。

 服部茂史騎手(サントノーレ=1着)「やっと中央勢に勝てました。前回より調子はよくなっているなという返し馬の感じだったが、力んで走っていたので気をつけて乗りました。(スタートして)気が入っていたぶん、追いかける形になったが、何とかリズムを崩さず我慢してくれましたし、気分良く3コーナー、4コーナーを回って、いつでも抜け出せる手応えもあった。最後はJRA勢が来ると思っていたので、最後まで2人で頑張ろうという気持ちで乗っていました。中央勢に勝てたということは馬も自信になったと思いますし、トライアルでも中央勢をやっつけたというのはうれしい。次は大一番(羽田盃)になりますが、代表として、中央勢を倒すという気持ちで頑張っていきたい」

 荒山勝徳調教師「前走は転入初戦で手探りなところもあったが、今回は馬の状態も把握できて、メイチではないけど、ちょうどいい感じの仕上げができた。1角できついところはあったけど、その後はリズム良く走れていたが、直線であそこまで引き離すとは思わなかった。次走は馬の状態を見てからになるが、羽田盃に向かう予定です」

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