◆第84回皐月賞・G1(4月14日、中山競馬場・芝2000メートル)2週前追い切り=3月28日、美浦トレセン
デビュー2連勝で百日草特別を制して、前走の京成杯で2着に好走したアーバンシック(牡3歳、美浦・武井亮厩舎、父スワーヴリチャード)が、Wコースで帰厩後初時計をマークした。3頭併せの先頭からスタートして、直線では真ん中に入って6ハロン81秒7―11秒7を馬なりでマークし、それぞれに半馬身差をつけて最先着を果たした。
武井調教師は「初めて先行の追い切りをやってみたけど、あんなにうまくいくとは思わなかった。それでも他の馬と比べると、あの形になると前進気勢は弱いし、課題はありますが、それでもこちらが思っている課題はクリアした形でしょうか」と、手応えを口にした。デビュー前から気性面の難しさを課題としていたが、一歩ずつ成長の跡を見せており、秘める能力の高さは魅力的だ。