【ダービー卿CT】昇級戦のニシノスーベニアは4着 大野拓弥騎手「まだまだ良くなってきそう」

4着のニシノスーベニア(カメラ・荒牧 徹)
4着のニシノスーベニア(カメラ・荒牧 徹)

◆第56回ダービー卿CT・G3(3月30日、中山競馬場・芝1600メートル=稍重)

 マイルのハンデ重賞は4歳以上の16頭で争われ、戸崎圭太騎手が手綱を取った2番人気のパラレルヴィジョン(牡5歳、美浦・国枝栄厩舎、父キズナ)が重賞初制覇を果たした。昨年のインダストリアに続く連覇となった戸崎騎手は共同通信杯のジャスティンミラノ以来、国枝調教師はスプリングSのシックスペンス以来、ともに今年の重賞2勝目を挙げた。国枝調教師は同レース最多の4勝目。勝ちタイムは1分32秒9。

 2着に8番人気のエエヤン(ミルコ・デムーロ騎手)、3着に5番人気のアスクコンナモンダ(岩田望来騎手)が続いた。

 大野拓弥騎手(ニシノスーベニア=4着)「昇級戦で重賞だったし、前が残る展開になってしまった。それでも最後までよく頑張った。まだまだ良くなってきそうで、楽しみがあります」

 三浦皇成騎手(ダディーズビビット=5着)「マイルでもしっかり上手に走れていた。坂で甘くなるかなと思ったけど、バタバタしなかった。これでマイルも守備範囲になりました。逆にスプリントだと忙しいかも」

 北村友一騎手(タイムトゥヘヴン=6着)「この年齢でも衰えは感じないし、状態も良く感じた。相変わらずゲートや勝負どころで反応がにぶいけど、最後まで頑張ってくれた。今の感じならもう少し距離はあった方がいいかもしれない」

 横山武史騎手(セッション=7着)「自分で競馬を作ろうと思ったが、あそこまで主張されると抵抗できなかった。ただ、逃げ馬と3番手の馬が頑張ったわりには、最後(自分の馬は)疲れてしまった」

 丹内祐次騎手(レイベリング=8着)「ペースが遅くなりすぎた。それに、壁がほしい馬だからあの枠ではね…」

 横山和生騎手(アルナシーム=9着)「鮫島克駿騎手から聞いていたとおり、1600の距離と緩い馬場は合わなかった。今日のところは仕方ない。ただ、乗ったことでいいビジョンは見えた。いいキッカケになってくれれば」

 石橋脩騎手(ラインベック=10着)「最初に乗せてもらったころよりも体が使えるようにはなっていたけど、デコボコした馬場が得意じゃない。新潟みたいな硬くて速い馬場の方が合っている」

 津村明秀騎手(クルゼイロドスル=12着)「馬場がぬかるんだところでノメってしまった。3コーナーから上がっていけなかった。乗り難しい馬で、もう少しコントロールできていれば…」

 内田博幸騎手(ドルチェモア=13着)「今日は結果が出なかったから、少し作戦を考えなくちゃいけない」

 石川裕紀人騎手(インダストリア=14着)「いいポジションで運べたけど、最後で反応がなくなった。道中はリズム良く勝ち馬と同じように動こうとしたんだけど、久々のぶんかな…」

 菅原明良騎手(キミワクイーン=16着)「距離が長いですね」

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