3月30日にドバイでのレース中に落馬し、鎖骨と肋骨の骨折が明らかになっていたクリストフ・ルメール騎手(44)=栗東・フリー=は31日、自身のインスタグラムで、病院とみられる部屋での笑みを浮かべた上半身の写真と、画像でのコメントをアップ。英語と日本語、フランス語の3言語で「みなさんこんにちは。応援メッセージをありがとうございます。また活動できるのを楽しみにしています。」(日本語)とメッセージを届けた。
ルメール騎手は、ドバイ・ターフで米国馬キャットニップに騎乗した際、最後の直線の残り100メートル地点で馬がバランスを崩して落馬。レース後、検査のため病院に搬送された。主催者のドバイレーシングクラブは、公式Xで鎖骨と肋骨の骨折と発表した。
これにより、同日のドバイ・シーマクラシックのスターズオンアースはランフランコ・デットーリ騎手に、ドバイ・ワールドCのデルマソトガケはオイシン・マーフィー騎手に乗り替わっていた。
同騎手は今年ここまでJRAでトップの46勝をマーク。桜花賞(7日、阪神)のチェルヴィニア、皐月賞(14日、中山)のレガレイラなど、今後のG1戦線で多数の有力馬に騎乗予定だった。全治は未定だが、長期離脱も予想され、クラシックを含めたビッグレースへの大きな影響は避けられない状況となった。