◆第55回読売マイラーズカップ・G2(4月21日、京都・芝1600メートル=1着馬に安田記念の優先出走権)
当時は阪神開催だったが、2022年のこのレースを勝っているソウルラッシュ(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)に注目している。昨年は3着だったが、勝ったシュネルマイスターと2着ガイアフォースに0秒1差で、惜しい競馬だった。その後、59キロのハンデをものともせずに勝ち切った京成杯オータムH、ナミュールに続く2着だったマイルCSと、マイル戦ではトップレベルの能力を身につけた。
香港マイル4着からの休み明けとなるが、11日には松山騎手を背に、栗東のCWコースで6ハロン83秒5―10秒8をマーク。ラスト1ハロンはこの日の一番時計だった。状態は申し分なく、春の目標の安田記念・G1(6月2日、東京・芝1600メートル)に向けて好発進を決める。(山下 優)