◆第19回ヴィクトリアマイル・G1(5月12日、東京競馬場・芝1600メートル)=5月7日、栗東トレセン
大阪杯8着のスタニングローズ(牝5歳、栗東・高野友和厩舎、父キングカメハメハ)が上昇ムードだ。10か月半ぶりの前走で、牡馬相手に果敢に逃げて8着に終わったが、0秒5差と大きくは負けなかった。「大阪杯も状態は良かったが、使ってもうひとついい。乗った感触がいいんですよ」と高野調教師も目を細めた。
22年秋華賞でG1制覇とこのメンバーでも実績上位。未勝利、こぶし賞(1勝クラス)でマイル2勝をマークしているとは言え、このクラスでは昨年のこのレース(12着)以来のマイルへの適応がカギになる。「本質的に短いかも知れませんが、競馬センスのいい馬。昨年みたいなことはないと思います」とトレーナーは好勝負を期待した。