東京11R・日本ダービー・G1・馬トク激走馬=アーバンシック
皐月賞4着からの挑戦になるスワーヴリチャード産駒。母のエッジースタイル(父ハービンジャー)はレガレイラの母ロカの全妹。桜花賞馬ステレンボッシュも同じ一族で、切れ味、スタミナ兼備の、この春大ブレイクの牝系だ。
適性があると思えない中山で京成杯2着、前述の皐月賞での崩れない走りがこの馬の能力の高さだ。東京の百日草特別では直線一本の競馬で差し切り勝ち。マーゴットソラーレ(札幌2歳S4着)、アドマイヤベル(フローラS1着)、ホーエリート(フラワーC2着)など、ハイレベルな相手を一蹴した。
5月10日に外厩・ノーザンファーム天栄から帰厩し、中間は好調教を連発。直前はWコースで6ハロン83秒8―10秒9と切れに切れた。武井調教師も「申し分ない。先週より直線を通した動きに力強さが出たと思います」と太鼓判を押す。脚長で推進力ある体型を生かした末脚で直線一気に浮上するシーンを描ける態勢は整った。