6月2日の東京5R・2歳新馬戦(牝馬限定、芝1600メートル=12頭立て)で、横山武史騎手騎乗のミリオンローズ(美浦・萩原清厩舎、父スワーヴリチャード)が勝利した。勝ちタイムは1分36秒4(稍重)。
デビュー前から評判の高い素質馬がそろい、混戦ムードだった一戦。ミリオンローズも1週前に美浦・Wコースでラスト1ハロン10秒9の猛時計をマークし、注目を集めていた。レース前からややイレ込み、道中も少し行きたがるそぶりを見せたが横山武騎手はしっかりと制御。インの前めという絶好枠をキープすると、直線では上がり3ハロン33秒4の末脚で抜け出し、迫ったエンブロイダリー(モレイラ騎手)を半馬身差でしのいだ。
鞍上は「調教の時から素晴らしい決め手を持っていたので、楽しみにしていました。力む面やテンションが上がりすぎるところなど、課題はありましたが、勝ってくれたし、先々が楽しみです」と、声を弾ませた。次走は未定。