【函館SS・角田の特注馬】好メンバーもアサカラキングには通過点 重賞初勝利でG1へ

アサカラキング
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◆第31回函館スプリントS・G1(6月9日、函館競馬場・芝1200メートル)

 サマースプリントシリーズ初戦は例年になく好メンバーがそろった。昨年の覇者・キミワクイーン、素質馬・ビッグシーザー、洋芝のスペシャリスト・シュバルツカイザーはいるが、アサカラキング(牡4歳、美浦・斎藤誠厩舎、父キズナ)の力が一枚抜けていると言っていい。

 初の1200メートルだった前走のモルガナイトS。前半600メートルが33秒0というハイペースを楽に逃げ切り、スピードの違いを見せつけた。この中間も美浦・Wコースで一杯に追われてラスト1ハロン10秒9と、上々の伸びを披露。まだ完調ムードとは言えないが、仕上がり途上でも目標であるスプリンターズS・G1(9月29日、中山競馬場・芝1200メートル)へ向けては負けられない一戦だ。

 斎藤誠調教師は「今回、自分の競馬ができれば負けるイメージがわかない。ここを勝って夏休みを取り、スプリンターズSに行く予定。ここで負けているようではG1とは言えない」と気合十分。主役不在のスプリント戦線制圧へ、重賞初制覇で勢いをつけたい。

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