◆第65回宝塚記念・G1(6月23日、京都競馬場・芝2200メートル、重)
阪神競馬場の改修工事により、18年ぶりに京都で開催された春のグランプリは13頭によって争われ、菅原明良騎手が手綱を執った3番人気のブローザホーン(牡5歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父エピファネイア)がG1初制覇。デビュー6年目の菅原明騎手は23度目の挑戦で、開業5年目の吉岡調教師は延べ10頭目の出走で初のビッグタイトル獲得となった。エピファネイア産駒は桜花賞(ステレンボッシュ)、ヴィクトリアマイル(テンハッピーローズ)、日本ダービー(ダノンデサイル)に続く今年4度目のG1制覇。勝ちタイムは2分12秒0。
2着は7番人気のソールオリエンス(横山武史騎手)、3着は5番人気のベラジオオペラ(横山和生騎手)だった。
川田将雅騎手(ルージュエヴァイユ=8着)「この馬のバランス、今日の馬場を考慮してこういう(逃げる)形になりましたが、最後まで良く頑張ってくれました」
団野大成騎手(ヤマニンサンパ=9着)「鳴尾記念からの続戦でしたが、具合もすごく良かった。相手は強いですし、チャレンジャーでしたが、このメンバーに入っても恥ずかしくない競馬をしてくれました」
ダミアン・レーン騎手(シュトルーヴェ=11着)「もともとスタートは速くない馬。1600~1800メートルまでは手応えが良かったけど、最後の600メートルはいつもの伸びがなかった。馬場の影響があったかもしれません」
坂井瑠星騎手(ヒートオンビート=12着)「一発を狙って、ロスなく運びましたが、さすがに相手が強かった。勝負どころで苦しくなりました」
岩田望来騎手(カラテ=13着)「8歳にしては、よく頑張ってくれたと思う。この馬場でよく走り切ってくれたと思います」