◆第59回北九州記念・G3(6月30日、小倉競馬場・芝1200メートル)
函館2歳S2着、葵S3着のナナオ(牝3歳、栗東・小栗実厩舎、父ロードカナロア)が重賞での惜敗続きにピリオドを打つ。「前走では持ち時計を詰めてくれた。収穫がありましたし、いい内容でしたね。カイバ食いがいいので調整しやすい」と小栗調教師もうなずいた。
前走の葵Sは勝ち時計1分7秒1から0秒2差。自身の持ち時計を2秒1も短縮し、高速決着にも対応したが、ここまで3勝すべてを雨馬場で勝利。「九州地方も梅雨に入っている。そこを狙って計画していた」と参戦の経緯を明かしたトレーナー。希望通り雨で馬場が悪化すれば、初のタイトル獲得へグッと近づきそうだ。