6月29日の函館6R・2歳新馬(ダート1000メートル、11頭立て)は、単勝9番人気の伏兵アースミューズ(牝、美浦・粕谷昌央厩舎、父フリオーソ)が4角先頭から押し切って波乱を演出した。勝ち時計は59秒8(良)。
道中は2番手を追走。勝負どころで早めに動いて先頭に立つと、そのまま押し切って1番人気のフラッシュポイントの追撃を1馬身1/4差抑え込んだ。小林勝太騎手は「人気はなかったですが、自分の感触的には水準以上に動けていました。牝馬なんですが、落ち着いて競馬できていることがこの馬のいいところだなと思っていたので、今日も競馬の中でしっかりその良さが生きてくれたのが一番ですね。ちょっと僕が踏むのが速かったぶん、最後は苦しくなっちゃったんですが、それでもしっかり走り切ってくれて馬に感謝です」と愛馬をたたえた。