◆第60回七夕賞・G3(7月7日、福島・芝2000メートル)
レッドランメルト(牡5歳、美浦・国枝栄厩舎、父ディープインパクト)が、6月27日の1週前追い切りで抜群の伸びを見せていた。
美浦・Wコースで僚馬を大きく追走し、馬なりのまま内から1馬身先着。ラスト1ハロンは同日2位タイの11秒2(5ハロン66秒7)をマークした。8か月の休み明けで国枝調教師が「少し重い」と言っていた前走のエプソムCを叩いて、明らかに状態は上向いてきている。
近走は大敗続きだが、オクトーバーS、小倉大賞典、新潟大賞典、は苦手な荒れ馬場。前走は長期休み明けで本調子ではなかったため、度外視は可能。昨年の七夕賞は前残りの流れで届かなかったが、上がり3ハロンは2位タイの脚で5着まで伸びており舞台が合うのは間違いない。今の福島競馬場の芝は例年になくきれいだが、開幕週から差しも決まるコンディションだった。良馬場なら、という条件は付くが上位争いのチャンスは十分にある。(角田 晨)