7月7日の小倉5R・2歳新馬(芝1800メートル=7頭立て)は単勝3番人気のジョバンニ(牡、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピフェネイア)が早めの競馬で押し切り、デビューVを飾った。人気では単勝1倍台の支持を受け「2強」だった1番人気のバズアップビート(牡、栗東・友道康夫厩舎、父エピファネイア)は2着、2番人気のダノンシーマ(牡、栗東・中内田充正厩舎、父キタサンブラック)は3着に敗れた。勝ち時計は1分50秒1(良)。
道中は好位からの追走。前半1000メートルが1分2秒9のスローペースでも折り合い、直線入り口で早めに先頭に立った後も脚色は鈍らず。最後はバズアップビートに詰め寄られたものの、危なげない勝利だった。
松山弘平騎手は「この頭数の大外枠は良かったですし、いい形で流れに乗れました。強い馬がいると思っていましたが、セーフティーリードを取って、早めに押し切る競馬に応えてくれた。強い競馬をしてくれたと思います」とパートナーをたたえた。