◆函館記念・G3(7月14日、函館・芝2000メートル)
デビットバローズ(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎、父ロードカナロア)が重賞初制覇を狙う。
前走の巴賞はホウオウビスケッツに逃げ切られ、2馬身差の2着。好位追走から4角手前で手応えが怪しくなり、直線でいったんは馬群にのみ込まれかけた。しかしもう一段階ギアを上げ、3着馬との競り合いは鼻差で制したように、しぶとさを示した。
前走が初めての洋芝だったが、適性は問題ない。重賞初挑戦だった新潟大賞典で0秒5差4着なら、力は通用するだろう。一度使った上積みも見込め、初タイトル獲得のチャンスは十分とみている。(水納 愛美)