◆札幌5R新馬戦追い切り(27日、函館・芝コース)
27日の札幌5R・芝1500メートルで初陣を迎えるアルテヴェローチェが、絶好の仕上がりだ。函館・芝コースでの最終追いは、重馬場で4ハロン53秒7―11秒8。栗東・CWコースでも、11日には6ハロン80秒6―11秒3と水準以上のタイムを叩き出した。山田助手は「軽さがあって、背中ももちろんいい。パワーもあるけど、軽さが一番」と絶賛する。
祖母はアルゼンチンのG1を2勝。近親には、15年桜花賞2着、オークス3着のクルミナルがいるモーリス産駒の牡馬だ。山田助手は「450~460キロのコンパクトな馬。1500~1600メートルがいいと思う」と適性を評価する。
栗東ではテンションが高かったが、函館入厩後は精神面が安定。同助手は「今は落ち着きが出ているし、言うことがない」と胸を張る。非凡なスピードを武器に、札幌開幕の先週に3勝を挙げた武豊の手綱でデビューVを飾る。
(水納 愛美)