7月28日の新潟3R・2歳新馬(芝1800メートル=9頭立て)は単勝1番人気のディアナザール(牡、栗東・斉藤崇史厩舎、父ロードカナロア)が好位から抜け出し、デビューVを飾った。勝ち時計は1分48秒6(良)。
道中は1000メートル通過が1分2秒1というスローペースでも、好位でスムーズに折り合って追走。直線半ばまで軽く促す感じで先頭に立つと、ラスト1ハロンから追い出しを始め、最後までしっかり脚を伸ばした。2着(モルティフレーバー)に4分の3馬身差ながら、危なげない勝利だった。
母が12年関屋記念など重賞2勝のドナウブルーで、その妹には2012年の3冠牝馬ジェンティルドンナ。団野大成騎手は「血統馬ですし、レース前から厩舎サイドの期待も高かった。幼いところがありながら、今日のレースですからね。これからが楽しみです」と高く評価した。
斉藤崇調教師も「直線で早く抜け出して、フワッとする面はありましたが、まだ余裕があったようです。これから距離がどれぐらいもつかですね。お母さんは長いところの馬ではないですから」と先を見据えていた。今後は一度、放牧に出される予定。