JRAは8月2日、角田大河騎手(21)=栗東・石橋守厩舎=が函館競馬場の馬場内に自らが運転する自動車で侵入し、芝コースを損傷させたと発表した。日本中央競馬会競馬施行規程の第148条4項に基づき、8月3日から裁定委員会の議定があるまで騎乗停止となった。そのため、今週末は日曜の札幌11R・エルムSのベルダーイメルなど今週末の札幌で予定していた土曜7鞍、日曜7鞍の計14鞍が乗り替わりとなる。今後、JRAによる裁定委員会が開かれ、正式な処分が決まる。
事件は8月1日の20時30分頃に函館競馬場内のガードマン室に、芝コース内を自動車が走行していると連絡が入った。ゴール前で停車させたところ角田河が運転し、同乗者が1人いたことが発覚した。当日に函館市内で開催された花火大会を見るためだったといい、酒は飲んでいなかった。芝コースには、車輪の跡がくっきりと残っている。
角田河は23年4月の競馬開催中にスマートフォンを不適切使用し、同5月13日から6月11日まで30日間(開催10日間)の騎乗停止処分を受けていた。