JRAは6月28日、池添謙一騎手=栗東・フリー=と富田暁騎手=栗東・木原一良厩舎=を騎乗停止にしたと発表した。
同25日午前2時40分ごろ、函館競馬場調整ルーム内で、互いに粗暴な行為に及んだ事実が確認され、これが競馬施行規程第147条第20号(競馬の公正確保について業務上の注意義務を負うものとしてふさわしくない非行のあった者)に該当。池添騎手は29日から7月7日の開催4日間、富田騎手は29、30日の同2日間の騎乗停止となった。
両騎手などへの事情聴取によると、24日夜、函館市内で複数の騎手同士で飲食中、互いに酒に酔った状態で池添騎手から絡まれた富田騎手が、近くにあったスマートフォンをテーブルに叩きつけ画面が割れたという。スマートフォンは池添騎手のものだった。2人は口論となり、同席していた騎手が2人を引き離したが、その後、調整ルームでも双方が口論からもみ合いとなる粗暴行為に及んだという。
今週末、函館で池添騎手は計10鞍(29日4鞍、30日6鞍)、富田騎手は計14鞍(29、30日とも7鞍)に騎乗する予定だったが、すべて乗り替わりとなる。