JRAは6日1日、競馬開催中に通信機器(スマホ)を不適切に使用し、5月31日から騎乗停止とした水沼元輝騎手=美浦・加藤和宏厩舎=の処分の経緯について説明を行った。
それによると、競馬が開催されている5月26日の午前中に、美浦トレセンの専用ロッカー内にスマホのケースのみを預けて同騎手は東京へと移動。東京競馬場で確認したところスマホを預けていなかったことから、調整ルームの自室にスマホを持ち込んだ可能性が高いと判断し、事情聴取をしたところ、スマホを持ち込み使用していたことが発覚。飲食店への予約電話やインターネット通信、TikTokの閲覧が確認されたという。
昨年5月には今村、永島、古川奈、小林美、河原田、角田河の6騎手が通信機器の使用で30日間の騎乗停止となっている。山岸司裁決委員は「ケースのみを預けるという偽装工作を行っていたという悪質性を取った」と説明した。