◆第60回札幌記念・G2(8月18日、札幌・芝2000メートル)
近2走が14、6着と結果が出ていないチャックネイト(セン6歳、美浦・堀宣行厩舎、父ハーツクライ)の変身がありそうだ。これまで洋芝は4戦して勝利は未勝利戦の1勝のみ。だが、タフな馬場(不良)での一戦だった1月のアメリカJCCでは、しぶとく脚を使い、抜群の勝負根性で重賞初制覇。4走前には東京で行われたアルゼンチン共和国杯で3着に好走しているが、本質的には時計を要する馬場でこそ持ち味が最大限に生きると見ている。
2走前の天皇賞・春(14着)は勝負どころで激しく手綱が動き、その後はずるずると後退。明らかに距離が長かった。前走の函館記念(6着)は1着馬(ホウオウビスケッツ)が2番手で運び、3着馬(アウスヴァール)も逃げ馬。2着馬(グランディア)も内ラチ沿いをそつなく立ち回った結果だけに、外枠から外を回らされるロスが大きく影響したもので度外視できる。反撃の余地は十分あるだろう。