◆第59回札幌2歳S・G3(8月31日、札幌競馬場・芝1800メートル)
2戦2勝のアスクシュタイン(牡2歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ドゥラメンテ)の経験値は大きな武器になる。
2連勝がともにワンサイドゲーム。デビュー戦を逃げて完勝。続くコスモス賞でも、ハナを奪ってマイペースに持ち込み、余力たっぷりで直線に向くと、後続を離す一方で、最後は7馬身差をつける圧勝劇を演じた。
2戦ともに逃げて勝ったが、ほとんどがキャリア1戦のメンバー構成の中にあって2度のレース経験はこの時期の2歳戦ではやはり胸を張れるもの。中間は函館で調整され21日に札幌入りしたが、順調にメニューをこなし、態勢も整いつつある。試金石の一戦とはいえ、当然、軽視はできない。(松末 守司)